思い出の向こう側

好きなものや思い出について書いたりしています

高橋優

11/23。びわ湖ホールで行われた高橋優のライブに行ってきました。

 

高橋優。

このブログでも何回か書いたけど、割と好きな歌手で、「明日はきっといい日になる」「靴紐」「花のように」「素晴らしき日常」「誰もいない台所」「福笑い」とかが好き。ただ、ベストアルバムを聞いて満足するくらいで、そのベストアルバム以後の曲はあまり知らない。

今回のライブは『THIS IS MY PERSONALITY』と銘打ったもので、2020年発売のアルバム『PERSONALITY』を引っ提げてのツアー。なのでライブに行くことが決まってからは軽くこのアルバムを聴いたりしていた。結構いいな、と思ったけれど、それ以上の深追いはしなかった。私はライブで初めて聴く曲で感動するという経験を結構大事にしているので、知らない曲があるくらいでちょうどいいんだ。

 

そしてライブ。席は3階の3列目で、発券した時は遠そうだなぁと思ってちょっとガッカリした。だけどお決まりのパターンで、いざ席に座ると思っていたよりも近い。

 

そしてとても楽しかった。やはり声は出せないのでそこはちょっと物足りなさはあるんだけど、高橋優はどちらかといえば声出させて盛り上がらせる系の曲というよりは聴かせる曲が多い気がするので、十分満足だった。とはいえ声出せたらもっと楽しいんだろうな、とは思ったので、声が出せるようになったらまた行きたいなと思った。

 

正確なセトリはもう忘れているので、印象に残ったことを書き連ねていきます。

・一曲目の「RUN」で気持ちがぶち上がる。この曲がこのアルバムの中では一番好きかもしれない。

・その後も『PERSONALITY』からの曲が続いていく。というか本編では収録曲を全部披露していた。その中では、「八卦良」や「room」「LIFE」「ORION」「one storoke」とかが好きだった。聴いていてとても楽しいし、心が躍るし、生きていく勇気をもらえていくような気持ちになっていた。

・「フライドポテト」は共感しながら楽しい曲だった。映像も込みで。あと「東京うんこ哀歌」はこんな盛り上がるんやなぁという感じで楽しいですね。

・「ever since」。今年発売された曲だったので初めて聴いたのだけれど、なんか泣いてしまった。なんでなんだろうね。流れていた映像では親子の曲のような感じになっていて、それも大きかったのかもしれない。親元を離れてもう7年半だもんなぁ……。

・ライブ終盤で「太陽と花」からの「明日はきっといい日になる」「虹」の畳みかけはすごい。特に「虹」。知ってはいたけどベストアルバム以後なのもあってあんま聴いてなかったなという曲で、このライブを経て私の中で一番好きな曲になった。最近は毎日聴いています。ライブ映えするというのも大きいかもしれない。

・そして最後に「PERSONALITY」。締め方が最高ですね。

・アンコールでの「ロードムービー」や「プライド」も良かった。

 

・高橋優さんはラジオのパーソナリティをやっていることもあって喋りがすごく上手というか、勢いがすごい。とにかく喋る。観客からの声が返ってこないこのご時世だから、MCはどのアーティストも難しいと思うんだけど、うまく乗りこなしていたなぁと思った。面白いしね。

・あとはすごく一つ一つの会場を大事にしているんだなぁというのが伝わってきて、それもなんだかすごく嬉しかった。1人だけ滋賀県に前日入りして、朝ホテルから往復12キロ走って石山寺行った、とか、地元の野菜を使って朝ジュースを作りたくて、前日夜に平和堂やバロー(これはあやふやだけど多分バロー)に行った話とか。また絶対に会いにきます、という言葉が一ミリの曇りなく信じられるような、そんな気持ちになった。

 

1週間経っちゃったので、細かいところはだいぶ忘れちゃったな。

だけど本当に楽しかったという思い出は残っている。

また是非行きたいな。