思い出の向こう側

好きなものや思い出について書いたりしています

一番きれいな色

5/22。

Mr.Childrenのライブを京セラドームで見てきました。

 

ミスチルはずっと好きなアーティストだった。狂信的にハマるほどではなかったけれど、割とよく聴いていた。

 

出会いがいつだったか、定かではない。J-POPを好んで聴くようになったのは中学に入ってからだった(小学生の頃は音楽を聴く習慣があまりなかった)と思うから、2008年とかかな。多分テレビの歌番組で「innocent world」や「Tomorrow never knows」あたりが流れていて知ったんだと思う。

 

でも決定的だったのは「GIFT」。

この出会いは覚えている。2008年の夏、家族で旅行していた時だった。行き先はあやふやだけど、佐渡島だったかな?

ちょうど北京五輪の時期だったから、旅館のテレビをつけてオリンピックを見ていた。その日のハイライト(あるいは全日程のダイジェストみたいなものだったかもしれない)の番組で、北京五輪のテーマソングだった「GIFT」が流れていた。

それを見てすごく心を動かされてしまった。そこからミスチルという存在が私の中で大きくなっていったのを覚えている。


多分こんな感じの映像だった。

 

そこからはベストアルバム「Mr.Children1992-1995」「Mr.Children1996-2000」や、「SUPERMARKET FANTASY」「HOME」「I♡U」あたりをよく聴いていた。が、沼にハマるほどではなく、浅く聴くくらいで満足していた。ベストアルバムで満足するレベルであり、過去のアルバムを聴き込んだりするほどではなかった。

次第に好きなアーティストも増え、ミスチルを聴くことは減っていってしまった。新しく出たアルバムを追いかけることもなく、私にとって最新のアルバムは「SENSE」のままだった。2010年リリースだから、そこから12年ほど時計が止まっていたことになる。

 


 

そんな私が、ミスチルのライブに行ってしまった。軽い気持ちで申し込んだら当たっちゃったんだもん。

今回のライブは30周年記念のものだったから、私がよく好きで聴いていた曲たちもきっとたくさん聴けるだろうし、新しい出会いもあるだろう。時計の針が進みそうなのを感じてワクワクしていた。

 

席は京セラドームの上段だった。遠くて豆粒って感じではあったけど、そんなことはどうでもいいくらい楽しかった。

 

セットリストはあんまり書かない方がいいのかな?一応隠しておきますが、以下感想なのでネタバレを含みます。

 

全曲振り返るのは面倒なので、印象に残った曲だけ書いていきます。

 

最初の方は知らない曲が多かった。その中では「海にて、心は裸になりたがる」が良かった。単純にノりやすくていい曲。

そして最初のブロック最後は「innocent world」だった。イントロからもう最高……。手拍子だけでも楽しかったとはいえ、やっぱり声出したかったな。心の中ではもう熱唱してたけど。

 

MC挟んで「LOVE」「Any」。そしてさらにMC挟んでセンターステージで「くるみ」(一番が弾き語り、二番はバンド)。いや、もうね、言葉にならない。最高の流れだった。すごく好きな曲たちで満たされていた。

 

「Documentary film」も、ほぼ初めましてだったけど好きだった。

「ロックンロールは生きている」でノって、「ニシヘヒガシヘ」「Worlds end」もまたいい流れ。特に「Worlds end」はやっぱりいいですね。

 

終盤。「Tomorrow never knows」聴けたのでもう満足だった。好きっす。

「fanfare」「エソラ」と割と好きだった曲が続き、満たされつつあったところで最後の一曲になった。

 

本編最後の一曲は、「GIFT」。もう言う事ないです。絶対に聴きたかった曲で、絶対的に大事だった曲。この曲を聴くために来たんだ。

 

アンコールは弾き語りの「Your song」で始まり、新曲の「生きろ」で終わり。もっとアンコールやるのかと思ってたのでちょっとだけ拍子抜けしたけど、「Your song」が良かったので満足した。

 

総じてめちゃくちゃ楽しかったです。また行きたいけど、今度は声出せる時だともっといいなと思った。そうなった時はまたチケットの倍率上がってるんだろうけど。ファンクラブ入ろうかな、なんて思いました。

今は動き出した時計に身を任せて色々とアルバムを聴いてみています。お気に入りに追加されたのは、「皮膚呼吸」です。