思い出の向こう側

好きなものや思い出について書いたりしています

みょん

8/31。

大阪城ホールで行われたあいみょんのライブに行ってきました。

 


 

あいみょんをいつ知ったかは忘れた。「君はロックを聴かない」が流行り出したあたりだと思うから、2017年くらいか。「マリーゴールド」が出る前だったとは思う。ちゃんと聴き始めたのは2018年。

「君はロックを聴かない」がすごく良かった。90年台J-POPが好きな私にとって、懐かしさのある感じが好きだった。ハマったのは「生きていたんだよな」を聴いてだったと思う。大人になる前の、思春期が持つ棘というか、世界への噛みつき、絶望のようなものがすごく好きだった。Coccoとか阿部真央のような、ネガティブな、メンヘラと言われてしまうような内面が滲み出ているのが良かった。そういうのがとても刺さる時期だったのもあるけれど。

『青春のエキサイトメント』『瞬間的シックスセンス』はよく聴いていた。「空の青さを知る人よ」「ハルノヒ」あたりまでは追いかけていたけど、そこからしばらくはそこまで刺さらない時期があった。

なんていうんでしょう、棘が取れてしまった感じがして。なんか普通のラブソングばかりになっちゃったなぁという印象(あくまで印象ですが)を持ってしまって、別に嫌いではないけれど聴き込むほどじゃない、みたいな感じ。好きではあるんですけどね。

そして最近の『双葉』でまた熱が入った。そんな時期のライブになった。

 


 

本当はこの公演は7/6に行われるはずだったのだけれど、コロナの影響で8/31に延期になり、結果としてツアーファイナルの公演になった。

 

当日は仕事をなんとか早退して、大阪城ホールへ向かった。まあ仕事全然終わってなかったのでヤバかったけど。

開演30分くらい前に着いて、Tシャツを買おうとしたら全種類売り切れで愕然とした。なんならタオルも売り切れだった。とても悲しい。

席はスタンドで、近くはないけどまあ見やすいところだしいいかという感じ。

 

 

そして開演。

全曲感想を書くと長くなるし、もう一週間以上経って記憶が曖昧なので、印象に残っていることをつらつらと残しておきます。

 

「マシマロ」からライブが始まる。ちょっと離れていた間の曲だったから覚えていなかったけれど、良い。アガる。

そして「桜が降る夜は」「マリーゴールド」と続く。当然のように好き。特に「桜が降る夜は」は間奏がいいですね。

 

「今夜このまま」は楽しいっすね。曲も好き。

「初恋が泣いている」とかはちょっと離れていた間の”普通のラブソング”ってイメージだったけれど、ライブで聴いて普通に好きになった。よく考えたらこういうの好きじゃんってなった。というかちゃんと聴くと全然普通のラブソングじゃなかった。偏見良くないですね。

 

「生きていたんだよな」はあいみょん1人の弾き語りで、心に来た。でも、初めて聴いた時の衝撃には勝てなかった。歳を取ったんだと思う。あいみょんも、私も。

 

聴いたことなかった曲では、「〇〇ちゃん」が特に好きだった。なんか知らんけどいいですね。若さの勢いというか。

 

MCでは双眼鏡使ってファンを見ていたりして自由奔放だった。楽しそうだし、ファンをすごく大事にしていて、少しでもたくさんのファンとコミュニケーションを撮ろうとしているのが伝わってきた。関西人だけあってよく喋る。

 

ライブ終盤。畳み掛けがエグかった。

「ジェニファー」で始まり、「ふたりの世界」。

「ふたりの世界」では、始まる前にあいみょんが「小学生の子は耳塞いでね」って言ってて笑っちゃった。声出せるようになったら歌いたいですね。

「夢追いベンガル」(これも疾走感あって盛り上がる曲で好き)を挟み、「貴方解剖純愛歌」。好きすぎる。一番好きな曲かもしれない、というと精神状態が心配されるが、結構本気で好き。歌いたいですね。

そして「君はロックを聴かない」。最高。拳を突き上げていたい。これが最後の曲だとしてもいいなと思いながら聴いていた。実際はまだ終わらなかったけど。

 

MCを挟み、「ハート」でしっとりしたあと、最後の曲が「双葉」。私が最近ハマっている曲が最後の曲として演奏されるのはもはや様式美というか、セットリストを知らないのに予感があった。いい。いい。最後の曲にぴったりだと思った。これも最後にみんなで歌うと素晴らしいんだろうな。

 

全体を通してあいみょんは可愛く、そしてかっこよかった。1995年生まれの同い年の人が、こんなにもかっこいいんだ、すごいんだってことが感情を揺さぶった。自分の現状と比べて抱いてしまう劣等感みたいなものもあるし、勇気ももらえるような気もするし。頑張らなくちゃね。

 

声出せない環境であってもライブは素晴らしいけれど、でもやはり声を全力で出せるようになった時の凄さには敵わないと思ってしまう。コロナ禍になってから行ったライブ全てに言えることだけれど、いつかそんな時が来たらまたリベンジに行きたいですね。

 

(追記):一番好きな曲を選ぶのは難しい。言及していない曲で言うと、「あした世界が終わるとしても」かな。