思い出の向こう側

好きなものや思い出について書いたりしています

感謝巡礼ツアー COUNTRY ROADS 2022‐2023 京都公演

11/7。

片平里菜のライブ、「感謝巡礼ツアー COUNTRY ROADS 2022‐2023」京都公演に行ってきました。

2年ほど前に出会い、そこから好きだった。だけどコロナ禍だったから好きになってすぐにはライブに行けず、他のアーティストも好きになっていくうちに少し埋もれていって、ちょっと忘れかけていた9月のある日。

なんだか行き忘れているアーティストがいるような気がして、引き出しを開けていたらそこに片平里菜がいた。

好きだったし今でも好きだもんなー、ライブやってないかなーと思って調べてみると、ちょうど日本全国を回るツアーをやっている最中で、しかも京都公演が11月とドンピシャ。チケットはもう発売開始されていたけど、幸いまだ買えた。もう行くしかないじゃん。

 

 

当日。仕事を終え急いで会場のKYOTO MUSEへ向かった。四条通Apple京都近く、一蘭のあるところの3階だった。たくさん通った道だけれど、こんなところにライブハウスがあるなんて知らなかった。

整理番号は40番台。お客さんがそんなに多いわけでもなく、4列目くらいの席を確保できた。これくらいの感じが落ち着くしやっぱりいいですね。

ワンドリンクはスクリュードライバーを頼んでみた。アルコールがあるとつい頼んでしまうのは本当に良くない癖。

 

そして開演。

今回のツアーは毎公演共演者がいて、京都ではタグチヒカル (ALVANORK) 、林愛果、村上想楽(登場順)だった。各共演者がそれぞれ30分くらい弾き語りで歌って休憩10分、みたいな感じで、要は片平里菜さんが登場するまでに1時間半くらいかかった。私は共演者の方々は完全に初めましてって感じだった。以下軽く感想を。

 

タグチヒカル (ALVANORK) さんは、申し訳ないけれどあまり響かなかった。合う合わないだと思うけど。

林愛果さんは結構良かった。曲やMCを通じて届けられる言葉が私の中で共鳴するものだった。曲も全体的に良かった。「悪者」あたりがMC含めて良いなぁって感じでした。「歌で人を救えるとは思っていなくて、目の前で誰かが死を選ぼうとしていたら歌うことではなく救うことを選ぶけれど、でも歌が何かになったらいいな」みたいなことを言っていた。

村上想楽さんも良かったけれど、ビビッとくるほどではなかったかな。「いつもの」って曲は良かった。長崎には松屋がないって話が面白かったです。

 

で、満を持して片平里菜さん。全曲というよりは、印象に残った曲を書いておきます。

 

「からっぽ」叫びのような思いを歌っているのがすごく好きで、片平里菜さんの曲で二番目くらいに好きな曲。この曲はスポットライトオフで歌っていたけど、シルエットだけで格好いい。

 

「オレンジ」この曲を聴きたくてライブに来たといっても過言ではないくらい。一番好きな曲を聴けてとっても嬉しかった。

 

「この涙を知らない」切ない歌で、とても好き。

 

「ちっちゃな時から」浅川マキの曲をカバー。ブルースが似合う歌声だなーって聴いていた。

「女の子は泣かない」私がこの一年半ずっと、朝8:10のアラームに使っている曲で、だから社会人になってから一番聴いている曲かもしれない。これだけ聴いていると嫌になってしまう気もしていたけれど、全然そんなことはなかった。

 

「愛のせい」すごく好きな曲だったけど、ライブで聴いてさらに深みが増したというか。最後の畳み掛けがとても心に響く。全て「愛のせい」だから「泣いてしまうのも優しくなれないのも離れたくないのもしがみついたのも」仕方がないのだと開き直り諦め呑み込む反面、「せい」には、そうじゃないでしょう?って含意があるように思えた。

 

「予兆」初めて聴いた。とても響いた。

片平里菜さんが福島出身なことも、震災を経験していたことも知っていたけれど、この日のライブでその時18歳だったと聞いて、なんだかそのことがすごく立体的になった。私とそんなに年が変わらないことも含めて、一人の同じ時代を生きている人としての輪郭が鮮明になったというか。聴いて欲しい曲。

 

カントリーロード」本編最後の曲。どの曲の時だったかは忘れた(予兆の時だったかな?)けれど、福島への思いとかも語っていて、そういった故郷への思いも込めて歌われていた。やっぱりいいですねぇ。

 

「風」10-FEETのカバー。初めて聴いたけれど、結構好きだった。10-FEET聴いてみようかな。

「Come Back Home」が最後の曲。いつか声を合わせて歌いたいな。

 

すごく楽しいライブだった。もっと聴いていたかったな。

ライブ終演後は物販で手拭いを買った。なんと目の前でサインを、名前入りでしてくれるという。とっても嬉しい。宝物になった。オレンジがすごく好きで聴けて嬉しかったこと、また来ますってことを伝えられた。自分の番待っている時めちゃくちゃ緊張しちゃったな。

 

今回のライブでは聴けなかった好きな曲がまだたくさんある。「誰もが」とか、「始まりに」とか。また行きます。