思い出の向こう側

好きなものや思い出について書いたりしています

散文

本を金曜に3冊、日曜に4冊買った。合計7冊、全部エッセイ。なぜ分けたのかという感じもあるが、そうではない。ふらっと日曜にも買っちゃった、が正しい。呆れてしまうくらい、ふらっと。

 

私は今、読書に時間を割くようになっている。これは前期の授業が一息つき、課題がおおかた終わったことが大きい。要は余裕、隙間が生まれたということ。この隙間ではもちろん研究を進めたり自学を進めたりが求められるし、やらなければならないのだけれど、それだけでは息が詰まってしまう。本当はもっとやるべきでもあるし、読む本も専門書を読んだ方が学業的にはいいと思う。でも、今の私は学問的な広がりよりも人間的な広がりを求めている。現実逃避しているだけかもしれないが、長い目で見た時にはちゃんと生きてくると思う。

 

長々と書いているが、単純に読みたくなったから読んで、買いたくなったから買っているだけなんですよね。目的なんてものは後付けでしかないんです。衝動的。

衝動的だったから、たくさん買ったはいいものの読みもしない本が増えているだけかもしれない。本を買わせる魔法がかかっていたのか、その場の熱量で買ってしまったのだけれど、一気に何冊も読めるわけでもないから、その熱が残っているうちに読み始められる本は恐らくそう多くはない。何冊取り残されることになるのだろう。私には興味の持続しないところがあり、一月後、いや一週間後にもまだ読みたいと思えるかどうかは半々くらいだと思っている。過去の私はもっと酷くて、明日ですら怪しかったけれど、今の私は明日の私くらいは信じていられるようになった。それでももう少し先になるとわからない。

とはいえ、今読まなかったとしても未来の自分がどこかで必要とする時が来ることは割と強く(盲目的に)信じていて、だから平気なのかもしれない。いつかくる未来のための投資であり準備でもあって、無駄になることはない、と。

 

しかしまあ、いくらなんでもまとめて買いすぎた。7冊で諭吉さん1枚とは言わないまでもそれに近いくらいが飛んでいった。でもそれだけの価値が本(あるいは文章)にはあると思うし、全然後悔も反省もない。ちゃんと自分の人生を豊かにしてくれることを私は信じている。が、それはそれとして金があまりないのも事実なので、買った本を読み終えるまでは買い足すのを少し我慢しようかな。せっかく買ったこの本たちをちゃんと読み切っていきたいと思う。

 

(追記):

追記というか…なんでしょうね…日々をちょっとだけ書いておこうかな。まとまりのない、ただの記録。もはやTwitter

 

日曜日。久しぶりに大会に出てみたはいいものの、結果は冴えず。まあね、まともにやっていない(勉強していない)今の私が県代表を取れるほど甘くはないですね。中途半端な時間に敗退して暇になったので街へ出て、ジュンク堂で本を買ったのが上で書いた話。

まだ時間が中途半端だったので南珈琲店に行き、買った本を読んで過ごした。この喫茶店はなんだか落ち着くのと安いのとで最近ちょくちょく使っている。喫煙可なので煙い時があるのがネック。でも行く。

開店時間になったのでヤンフーへ。行ってみたいと思ってたんだ。スパイシーチキンライスを注文した。

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美味しかったです。想像とは違い全然辛くなく、タンドリーチキンのご飯って感じだった。今度はカレーも食べてみたいな。

 

授業中、なんとなく気持ちが入らない時が増えている。この間は窓の外をぼーっと眺めていた。窓の手すりに鳩が止まっていた。鳩の暮らしに思いを馳せていたりとか、そんな趣深いことはなく、ただ眺めていただけだった。そのうちにふっと飛んでいった。なんとなく、それを覚えている。

 

雨が多い。嫌ではあるけれど、めちゃくちゃ嫌というほどでもない。私の家は構造上の問題なのか、雨音がよく聞こえる。別にショパンの調べに聴こえるような感性を持ち合わせてはいないが、雨音を聴いているのは好き。そっと目を閉じる。車の走る音が聞こえる。近いけれど遠い、どこかの誰か。

それはそれとして、1限のある日に雨を降らすのはやめてくれませんかね?

 

どこかに行きたい。どこか遠くに。ほんと?何かが違う気がする。行ったところでこの寂しさは消えないし、消せないんだと思う。理想郷を追い求めるのはやめようって前も思ったような気がするけれど、また癖のように繰り返している。今いる場所を理想郷にしていくってことをしないといけないんだと思う。いい加減、逃げ出そうとするのをやめたい。

 

私は美しさを価値観の中心に置いていて、その美しさは遠さからくる、みたいなことを考えている。考えているというより、飲み会でふとそんな話になり、それを今咀嚼しているところ。最初に好きになったアーティストがZARDですから、それはもう、美しくて遠いとしか言いようがないんじゃないですか。

 

キャベツが安くなった。おかげで鍋が捗る。キャベツ、油揚げ、こんにゃく、肉屋で買った豚肩肉。冷房の効いた部屋で汗をかきながら食べる。美味しい。幸せとはこういうことなんだと思う。