思い出の向こう側

好きなものや思い出について書いたりしています

海へ

海を見に行きたい、島に行きたい。それだけが今の私を支配している。

あの日港で夏の海を見てからというもの、ずっと心に海がある。

授業がある日に行くのは現実的ではないというか、行けたとしてもちょっとだから意地を張って我慢している。本当は今日にだって行きたい。

窓の外の青空を見る度、海のことが頭に広がっていく。どうしてだろう?

 

ここにいると少しずつ息が詰まっていくような感じがして、どこかへと逃げたくなる。最近は色々なところに出かけていて、もちろん目的は友達と遊ぶためだったりライブだったりするんだけど、それはそういう息苦しさみたいなものから逃げるためのものでもあったような気がする。息継ぎをするためにどこかへ行って、息が吸えたからまた戻って、また苦しくなったらどこかへ行って。そんなことの繰り返し。

海を見ること、島へ行くことはそういう息継ぎにもっと向いているような気がしているんですよね。開放感なのか、青さなのか、ここと陸続きでないことなのかよくわからないけど、今の私にはすごく輝いて見える場所。今悩んでいることも全てがどうでもよくなってしまうんじゃないか、みたいなとても大きな期待をぶつけてしまっている。今の私には海が必要だと思っていて、そう思えているならそれはほんとうで、だから実際にどうにかしてくれるかどうかはどうでもいいんだ。今、私が求めているのであれば。

結構切実というか、ここまで切迫感のある欲求があることは何かしらの自分からのメッセージだと思う。思い詰めたような夜。得体の知れない眠れなさがやってきてどうしようもなくなった。

だから私は海へ行く。決めた。

 


 

こんなことを下書きに書いてから数日後。



豊島の海です。来てよかった。

 

(追記):

一応続きです。