思い出の向こう側

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感情に支配されてしまった日

仕事のことでは心を動かさないと決心して一週間が経った。

決心とは裏腹に、私の周りで揉め事が増え、無関係でいられなくなっていた。主に怒りや憤りのような負の感情の渦に巻き込まれてしまい、とてつもなく疲れた。黙々と仕事をするだけならこんなに疲れずに済むのに、なんでこんなに揉めるんだろう。なんで一言謝るとか、それすらもできないんだろう。

特に今日はそれが爆発したような感じで、一日中怒りに支配されてしまっていて、仕事にならなかった。怒りで手は震え、鼓動も早く、ずっとカッカしていた。なんなら今でもまだ少し残っている。感情を必死に抑えるために脳の大部分を使っているせいで言葉がうまく出てこなくなっていて、まともに仕事の話もできていなかった気がする。後輩たちも同じように怒っていたのだけれど、私がずっと怒っているのを見て冷静になったと言っていたから、多分よっぽどだったんだと思う。

この状態で普段通りに仕事をしていては絶対事故ると思ったので、普段よりも丁寧にゆっくり仕事をすることを心がけていた。感情的になるのは仕事上良くないと思って一応冷静でいようとはしていたんだけれど、それでも抑えることのできないものが沸々と沸き続けていて、どうにも落ち着けることができなかった。よく事故らずに仕事を終え、帰宅できたと思う。

私は自分が思っている以上に感情的な人間だし、感情をコントロールすることも全然できないんだと気づいた日でもあった。普段はこんなに怒ることはなく、基本的に穏和で、感情を抜きにして動くことができると思うのだけれど、一度爆発すると収めるのは簡単ではなかった。

誠意のある態度で向き合ってくれれば多分落ち着けるんでしょうけど、期待するだけ無駄だし、こんなことで心を掻き乱されているのも無駄。

そもそもこんなことに構っている余裕は私にはないはずだけれど、仕事で巻き込まれてしまった以上は不可避で、どうしようもなかった。だからこそ、これをプラスに変えていかないといけない。勉強のエネルギーにも一応はなったし、会社がうまく回るようになる契機にもなりそうだ。未来を明るくするための燃料だと思って、少しだけこの感情を許そうと思う。とはいえ冷静でいられた方が今はいい。今日だけは怒りに支配させておこう。そして寝てしまおう。明日には許せるといいな。