思い出の向こう側

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紀伊半島一周の旅

1/6~7で、18きっぷを使って紀伊半島一周してきました。

 

1/4。

そろそろ旅したいな、と思っていた。この日は飲み会が京橋であり、待ち合わせの少し前に着いた私はふらっと金券ショップに寄った。するとそこには18きっぷが1枚だけ、2日分残っているやつがあった。6000円はまあ妥当かな、と思って即購入した。支払いをしている間に後ろからおっちゃんが「18きっぷある?」って尋ねていたから、本当にタイミングがギリだった。

 

別にどこに行くかを決めていたわけではなかった。温泉に入りたいな、というのが一番大きくて、それで下呂温泉と迷った末に紀伊半島に行くことに決めた。白浜温泉とか、まあその辺に入れればいいかなって。

 

1/6。

旅立ちの日はあまり眠れないことが多くて、この日も結局徹夜をしてしまった。まだ暗い朝5時半に家を出て、奈良線で木津、関西本線で加茂経由亀山、そこから紀勢本線で新宮へ。つまり三重県側からです。

夜明け前の木津駅。いい色をしている

新宮に着いたのは13時20分とかで、家を出てから8時間。いくらなんでも長すぎるし、遠すぎる。列車内ではほとんど寝ていたと思う。あと朝飯を食べていなかったので、途中の紀伊長島での30分停車の際にスーパーに寄り、おにぎりを1つ買って食べた。

新宮到着後、何も考えていなかったのでとりあえずバスセンターに寄ってバスの時間を確認すると、すぐに熊野本宮大社前行きが出るという。急いで飛び乗り、1時間ほど揺られて本宮へ。

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参拝したのち、渡瀬温泉に入りたかったのでバスで少し戻ることに。途中、請川柿というバス停で降りて、そこから熊野川大塔川沿いを4キロほど歩いて向かった。そのまま渡瀬温泉まで乗っても良かったんだけど、5年前に来た時にこの川の美しさに感動したのを思い出したから、歩くことにした。

熊野川。バスからはもっと綺麗な色の川面も見られる

大塔川。5年前に感動した色、でも日が翳り始めていて輝きが弱かった……

途中、川湯温泉を通る。この時期は仙人風呂と言って川の中に温泉ができていて、川の水と沸いている温泉を混ぜ合わせることでちょうどいい湯加減にすることができる。5年前は入ったのだけれど、今回は水着を持ってきていなかったので泣く泣く断念した。

そして渡瀬温泉に入り、露天風呂でさっぱりした後はバスで新宮に戻り、紀勢本線にちょっと乗って紀伊勝浦で宿泊。

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これは晩御飯のまぐろ定食1650円。三浦で食べたのより美味しかった。

 

1/7。

翌朝は6時前に宿を出た。日の出を綺麗なところで見たくて色々調べた結果、那智の浜がいいんじゃないかと思い、40分ほど歩いて向かった。途中、空の色がどんどん変わっていっていて、もっと早く出れば良かったなと少し後悔していた。でも読みは当たり、最高の日の出を見れたので良かった。とりあえずいい感じに撮れたやつを並べておきます。マジックアワー。

日の出を見届けたのちは那智駅から紀勢本線に乗り、白浜へ。

白浜は1年ちょっと前に来ていて、とても良かったのを覚えている。

今回は白良浜を散策し、崎の湯で絶景露天風呂に入り、とれとれの湯で再度温泉に浸かって帰るという、本当に少しだけの滞在だったけど、変わらず良かったな。この日は風が強く、崎の湯の脱衣所がもう寒くて寒くてしょうがなかった。温泉入っていても寒さを感じるくらい。でも不思議とあまり湯冷めはしなかった。

白良浜。この写真には写っていないけど、なんか柵っぽいものがたくさん植えられていた。

白浜を出たのは12時で、そこから紀勢本線で和歌山、阪和線天王寺環状線で京橋まで行ったのが17時ごろだったか。御坊で途中下車し、地元のスーパーでみかんをたくさん買った。ついでに学門駅の入場券でも買おうかと思っていたが、少し遠かったので断念。まあもう入学決まっているしええか、って。

 

紀伊半島は広すぎて、1泊2日の旅程の大体は移動に費やされていた。長すぎて疲れたしもうやらないとは思うが、変わらず良かったのでまた来たいなとも思ってしまう。多分今度来るときは特急か、飛行機かな。