あけましておめでとうございます。
2020年が終わりました。
2020年。思い通りにいかない年でした。
1年前の今頃思い描いていた2020年は、もっときらびやかだったように思います。卒論を書き上げて大学を卒業し、就活を開始して夏頃には終えて、残りの半年はライブや旅行に沢山行って人生最後の大きな休みを満喫するーーーそんな未来を想像していました。東京オリンピックも、別に楽しみじゃないなどと言いながら沢山見たことでしょう。同期や後輩たち、先輩たちと麻雀したり将棋したり飲んだりする時間も、当然のようにあると思っていました。
人生そんなに甘くはなかった。
卒論を書き上げ、卒業が決まった2月ごろまでは順調でした。1,2月でライブに4回も行っていたし。沢山部室で遊んで飲んで、楽しい時間も過ごせていたし。
だけどそこからはほとんど思うようにはいかない日々でした。そこまで行きたかったわけではないけれど、卒業式が中止になったのは象徴的な出来事でした。
就活も苦労しました。想像していたよりも数ヶ月以上長くかかってしまいました。これは自分の甘さも大きな要因なので、何かのせいにしたい気持ちはあまりありません。
就活を終えても、旅行にはほとんど行けずじまい。大きな旅行を5回くらいはしたかったのに、結局1回だけ。
ライブは2月25日に参加して以降、一回も参戦出来ずに終わりました。楽しみにしていたツアーがたくさん中止になりました。
部室は閉鎖され、今まで一緒にいた人たちと離れ離れになりました。最近また少しずつ会う機会ができてきたけれど、それでも今までのように楽しめる環境ではなくなりました。
大切な人たちに会いに行けない日々が続きました。会えないでいるうちに、もう二度と会えなくなってしまった悲しみもありました。
そんな2020年。コロナがなければーーーそんな思いは当然のようにあります。
だけれども。個人的にはこの1年はいい1年だったと、なんとなく思うのです。
思うようにいかないなかでも、卒論を書き上げて大学を卒業して就活を終えるという大きな目標は、なんとか達成できました。 その達成感。就活を終えたことによって、それからの数ヶ月が楽になり楽しい日々だったことは一番大きかったことかもしれません。終わりよければ全てよし。
そして何より、この過程で過去ではなく未来を向いて生きていけるようになったような、そんな感覚を持てました。勿論苦しみも多かったです。未来に希望を抱けず眠れない夜をいくつも過ごしました。それでも終えた今振り返れば、その日々があったからこそひとつ成長できたような気がします。
このブログを書くことも、前を向く助けになってくれていたように思います。2020年に書いた記事は、そういった苦しみとの格闘の証でもあります。これからも書いていくことで成長できたらいいな。
この数年を振り返ると色々ありました。
悲しみや苦しみ、喜び、葛藤、やり切れなさ、様々な感情に引き裂かれ疲れ切った2017年。
虚無感に打ちひしがれ、疲れ切った心と体を休め、自分を生に繋ぎ止めておくことで精一杯だった2018年。
少しずつ生きていられるようになって、もがき苦しみながらもなんとか前へ進み始めた2019年。
そして、過去から少しずつ解き放たれ前を向いて歩き出せるようになってきた2020年。
少なくとも以前よりも生きていられるようになりました。何かひとつ人間として乗り越られたような感覚、それがとても嬉しいのです。
満足いく1年だったとは勿論思っていません。やりたかったことができなかったという虚しさ、そして色々なものを奪われた悲しみは少なからずあります。それでも、自分の内面的なところでの前進・成長があったという喜びは、その虚しさや悲しみで打ち消されるものではありませんでした。
それに、この1年を過ごす中で出会えた沢山のものがあります。好きなものが増えました。大切にしたいものも増えました。それもまた喜びでした。
2020年。1月1日に呟いていた目標は、「いい一年にしましょう」でした。
そして2021年。長かった学生生活（とその延長）を終え、社会人になります。新たな日々への期待と同時に、当然ながら不安も抱いています。生活が一変することでしょう。今までのような日々はもう送れなくなっていきます。
変化。それは相当なストレスにもなります。そんなに簡単にはいかないでしょう。思い通りにならない日々もまだまだ続くでしょう。だからこそ、今年の目標は「ちゃんと生きていく」、これに尽きます。新しい環境に適応できるように。そのためにも調子に乗ることなく謙虚に、周りを頼れるように。自分を大切にすることを忘れずに、なんとかこれから1年を乗り越えれたらいいなと思います。
2021年がいい年になりますように。
今年もよろしくお願いいたします。
