思い出の向こう側

好きなものや思い出について書いたりしています

DOOM

2/19、家主のライブを見に行ってきました。

 

家主。去年初めて知ったバンドで、田中ヤコブが率いている。前にもここで書いたことがある。

この家主の曲がとても好きで、去年出会ってからはずっと追いかけてきた。その家主がアルバム「DOOM」をリリースした。今回のライブはそのアルバムのリリースツアーの初日、大阪公演である。

 

f:id:GoodNightAngel:20220223224727j:image

場所は大阪心斎橋のANIMA。350人規模の、比較的最近できたライブハウスである。今回はオールスタンディングだったので、このご時世ということもありちょっとビクビクしていた。正直行くのを躊躇う気持ちは結構あった。いくら何でもこのタイミングの大阪でおしくらまんじゅうになるようなライブは怖い。というか無理。

ただ、実際行ってみると、オールスタンディングとはいえ立ち位置のスペースがちゃんと足元のテープで区切られている格好で、押し合いへし合いになることは全くなかった。少し安心。

整理番号が一桁だったので、最前列を確保することができた。やったぜ。ワクワク。ドリンクチケットで引き換えたカルーアミルクを飲み干し、ちょっとほろ酔いになって開演を待った。

 

そして開演。まだツアーは続くし、何なら私も4月に行われるこのツアーの最終公演に行く予定でもあるので、セトリとかを詳しく書くことはしない。

でね、めちゃくちゃ楽しかった。すごく良かった。音を楽しむという、音楽そのものの時間だった。余韻で帰りにアルバムを二周してしまったくらいには。

あとヤコブさんがMCで紹介していた、江戸アケミの言葉「自分の踊り方で踊ればいいんだよ」というのに感銘を受けた。それ以後の曲はもう周りを気にせずノることができた。いやー楽しかったな。

客側は声を出せないもどかしさはあるとはいえしっかり盛り上がっていたが、バンド側はそれ以上に盛り上がっていた。ドラムの岡本さんは演奏中に自分の眼鏡を吹っ飛ばしたり、スティックを吹っ飛ばしたりしていた(曲間に探していて面白かった)。ボーカル・ギターの谷江さんは1弦がライブ中に切れてしまっていて、アンコールの時にヤコブさんに新しい弦に張り替えてもらっていた。なぜかストックに1弦のがなくて2弦ので代用したがテンションがやばかったらしい。そういうハプニング的なのも楽しかったし、色々な曲でヤコブさんの超絶ギターを見られたりとかもあって楽しかった。かっこいいとはこういうステージなんだなという感じだった。

 

家主、すごいっす。