6/11。
羊文学のライブをZeppNambaに観に行ってきました。
羊文学は最近好きになったバンドで、こないだ書きましたね。
この記事を書いたあたりから、どちらかというときのこ帝国を聴きまくるモードに入ってしまって、少し羊文学からは距離を置いていた。
そういうわけで羊文学を聴くことは少し減っていたが、興味を失ったわけではないのでライブには申し込んでいた。が、落選に落選を重ねた。人気が出てきていることを実感した。確かに最近よくテレビなどで見る機会が増えていた。なんならファーストテイクにも出てたしなぁ。むむむ。
結局一般発売でチケットを確保。席は一階オールスタンディングの一番後ろ(立ち位置指定だった)。私は背が低いのでこりゃまともに見れないなぁと、チケットを確保したもののモチベはそこまで上がっていなかった。
モチベが上がっていなかったのはもう一つあって、今回のライブは最新アルバム「our hope」を引っ提げてのものだったのだけど、このアルバムが正直そこまで刺さっていなかった。それを聴く代わりにきのこ帝国をずっと聴いていた、そんな日々だった。
今活動している羊文学よりも活動休止してしまっているきのこ帝国を好むなんて、”僕たちはいつも 叶わないものから順番に愛してしまう”という「海と花束」の歌詞に見透かされているようでもあった。
でもそういうものだ。私はいつも終わりを迎えたものを愛してしまう。
まあそもそも似てるとはいえ違うバンドなんだから違いがあって当然で、私はきのこ帝国の方が好みだったというだけのことではあるが。
そんなわけでそこまで期待に胸を膨らませていたわけではなかったが、実際にライブ会場に行くとワクワクしてしまう。
入場すると、最近行っていたライブの中では圧倒的に客層が若くてびっくりする。多分大学生くらいの人ばかりで、男女割と均等な感じだった。すごい。
指定された立ち位置は最後列だったけど、後ろのブロックは一段上になっていて、少し見やすい。これなら見えると一安心した。
そしてライブが始まる。
めちゃくちゃ楽しい。
オープニングは薄膜越しみたいな演出で静かな感じだったけど、幕が開けてからがとても良かった。
「光るとき」「砂漠のきみへ」でテンションが上がったところへ、「このライブは「you love」というEPも引っ提げてのものです」「この曲は何故か今までライブでやってこなかったけど、この曲の季節がやってきたのでやります」という前置きからの「なつのせいです」。いや〜もう最高。
あとアルバム「our hope」の曲たちも、ライブで聴くととてもいい。素直に結構好きです。特に「OOPARTS」「キャロル」あたりが好きだった。
ただ楽しいまま、ライブは「マヨイガ」「あいまいでいいよ」「ワンダー」で終わる。いや〜いい。
そしてアンコールでは「人間だった」。この曲聴くの多分初めてだったけど良かった。
で、この辺で私はずっと「「夜を超えて」を聴きたかったな」という思いを抱えているわけです。「you love」に収録されている曲で、前書いた記事で書いたくらいに好きな曲だったから。このEPも引っ提げているならやってほしかった曲だったから。でもやらないのかな、なんてちょっと諦めていた。
最後の曲です、の後に聴き覚えのあるイントロがかかる。まさか、と思う。
「夜を超えて」だった。
(追記):
楽しかったライブだったけど、ちょっと残念だったなぁというところもあって。
「光るとき」「夜を超えて」のAメロが、なんていうかな、CD音源より間伸びした感じのテンポだった。演奏技術の問題なのか、あえてそうしているのかはわからないが、私はあの疾走感が好きなので、なんか違うなぁという気持ちを抱えて聴いてしまった。いつかもっとかっこいい演奏でこの曲たちを聴きたいなと思った。なのでまたいつか羊文学のライブを観に行きます。